一般社団法人の銀行口座開設手続き

一般社団法人を設立したら、まずしておかなければならないのが法人名義の銀行口座の開設です。

銀行口座なんて簡単に開設できるだろうと考えるのは危険です。

個人の口座とは異なり、近年法人の口座開設は、金融機関の審査が厳しくなっているからです。また、審査に通ったとしても実際に口座が使えるようになるまで、2~3週間かかることもよくあります。

法人設立前に事前に確認をしておき、滞りなく口座開設できるようにしておきましょう。

法人口座が開設できる銀行であれば、どこの金融機関にでも申し込めますが、法人の主たる事務所(登記上の住所)の近くにある店舗に申込みをするのが原則です。

法人の主たる事務所から離れた店舗へ申し込むと場合によっては、申し込みを断られることもあるので注意してください。

基本的な流れは、まず店舗に口座開設に必要な書類を持参し、窓口での面談(通常は代表者の本人確認)が行われます。面談では、書類の確認、事業内容や口座開設の理由、目的などがヒアリングされます。書類上問題がなければ、その後金融機関内で審査が行われます。

審査期間は2週間としているところが多いですが、書類が足りなかったり、書類に不備があれば、当然それよりも長くなります。

もちろん面談や審査の結果、口座開設を断られることもあります。

都市銀行でもネットで申し込みができるところもありますが、ネット申込後に実店舗で面談となるケースが多いようです。

ネット銀行ではもちろん面談はありませんが、郵送で本人確認が行われます。

具体的には、法人の主たる事務所と代表者の住所あてに転送不要の書留郵便で書類が郵送されてきますので、受け取ることが必須です。

法人の主たる事務所へは登記住所宛に転送不要で発送されますので、もし転居等で転送設定が行われている場合は、発送元へ戻ってしまいます。

同じように代表者へは身分証明書の住所へ発送されますので、こちらも転居していたり、転送設定が行われている場合は、受け取ることができません。

どちらも受け取ることができなかった場合は、口座が利用できなくなったり、法人・代表者とも正しい住所へ変更した後に改めて金融機関に書類を郵送してもらうことになります。

一般社団法人だからといって、口座が開設しやすいといったことはありません。口座解説の難易度はあくまでも口座を開設する金融機関独自の審査内容によります。

法人の銀行口座を開設するには、手間も時間もかかりますので、開設までの事前準備をしっかりと行ってスムーズに開設できるようにしておきましょう。

口座開設に必要な書類

  • 履歴事項全部証明書
  • 法人印鑑証明書
  • 手続きを行う人の本人確認資料(運転免許証、住民票、保険証、パスポート等)
  • 口座開設の委任状(代表者以外が手続きを行う場合)

必要に応じて準備する書類

  • 法人番号指定通知書
  • 法人設立届出書(控)
  • 青色申告承認申請書(控)
  • 主たる事務所の建物賃貸借契約書
  • 会社の運営実態がわかる資料
  • 会社案内、製品パンフレット、ホームページ、契約書、見積書、注文書、事業計画書など
  • ・行政機関からの許可証など

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